[召し上がり方……参考例]
1)、むかしは先ず上の具で銚子を傾けながら明るい話題で心を通じ合い、
2)、次いでおすし本体をゆっくりと味わい、
3)、残ったおすしは翌日、熱つ〜いお茶をたっぷりかけて……、慈しみながら三度楽しんでいました。(ちなみに上の具は酒の肴として大ぶりに乗せられているほかすしめしの中にはそれぞれが小さく切り込まれ風味を担当しています)参考にご賞味ください。
[調理にあたって]
1)、ごぼう、れんこん、さといもなど根菜類は鰆のあらの煮汁で、干瓢、高野豆腐その他の煮ものは昆布、かつお節、椎茸のもどし汁でそれぞれ完全に煮切って加えています。
2)、ごはんには鰆を絞めた漬け酢を振り込むことでこのおすしの味の根源を担わせています。
3)、酢合わせは摂氏90度前後、具の混ぜ込みは約50〜60度のとき、寝かせは約30分行いました。
4)、砂糖は三温糖を主に、酢は純米酢を使ってあります。
5)、乾物のもどし、鰆の漬け込み、野菜の下処理などを含めまる2日を費やしております。


当店の発行誌に、岡山の備前ばら寿司、ままかり等の郷土料理について詳述しております。

岡山文庫 266
日本文教出版株式会社
2010年 6月 20日 初版発行